無痛分娩について
当院では 30年前から硬膜外麻酔による無痛分娩を麻酔科指導医が行なっています。これまで 3000 例以上、現在では分娩数の80%以上の産婦さんが無痛分娩で安全に元気にお産をしています。【更新日:2025年6月10日】
無痛分娩に関する情報公開
前村医院の登録情報
当院では平成30年に厚生労働省が無痛分娩の安全な提供体制の構築に向けて作成した「無痛分娩取扱 施設のための、『無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言』に基づく、JALA(無痛分娩関係学会・ 団体連絡協議会)に加盟しており、安全な管理体制を整えた上で無痛分娩を実施している機関です。
東京都無痛分娩費用助成等事業
・当院は東京都無痛分娩費用助成事業の対象医療機関となる予定です。
対象者 : 当院で出産予定の妊婦様(初産婦・経産婦)
・情報公開は上記PDFを参照下さい。
・本事業では、無痛分娩で出産された場合に都から最大10万円の助成金を受けられます。
※本事業の詳細に関しましては以下にてご案内しております。
東京都福祉局 無痛分娩費用の助成
無痛分娩費用
13万円
お産は自然に観察するほうがいいの?
お産は母体と胎児が命懸けで臨む大きな試練です。強きものだけが称賛される昔とは、お産事情は変わってきています。全ての産婦さんが笑顔で赤ちゃんを抱っこできるように、ひとりひとりに医療の応援が必要になるのです。その一つが無痛分娩でのお産です。硬膜外麻酔の効果で、陣痛の痛みストレスを緩和し、産道の塾化を促し、分娩の進行がスムーズになります。緊急時には硬膜外麻酔のカテーテルから手術用の薬剤へ切り替えることで速やか に帝王切開でのお産に対応できます。
硬膜外麻酔に危険はないの?
無痛分娩を検討する場合、適応と合併症を熟知する必要があります。硬膜外麻酔は、腰椎間から硬膜外腔へカテーテルを留置する方法です。麻酔科医にとっては、胸部以下の疼痛管理に施行する最も一般的な方法ではありますが、麻酔科医による評価が大変重要と言えます。腰椎、皮膚の異常や感染症、糖尿病、出血傾向を伴う血液の異常、抗血小板薬服用などの場合は行うことができません。無痛分娩中や産後にも麻酔薬やカテーテルによる合併症が起こらないか十分な観察が必要となります。
当院では、硬膜外麻酔は麻酔科指導医が担当します。当院スタッフは日本母体救命システム J-CMELS のライセンスを取得し、母体急変時の対応に備えています。
どのタイミングで希望するの? 費用は?
妊婦健診で受診された時に、ドクター、看護師、助産師にご相談ください。お産準備のご案内の際、ご案内動画と承諾書をお渡しいたします。無痛分娩費用は分娩費用+¥130,000 となります。2025年10月からの無痛分娩でのお産に対して東京都では無痛分娩費用のうち¥100,000が助成されます。
無痛分娩説明動画

※動画をご覧頂き、無痛分娩承諾書にサインをご記入のうえ入院当日ご持参ください。
ご覧いただいた内容にご不明点あれば、次回の妊婦健診時に先生にお尋ねください。